2023年3月20日、モデルの道端ジェシカさんが合成麻薬MDMA所持の容疑で警視庁に逮捕されたという報道がなされ、テレビやSNSで取り上げられています。
そんな中、日本の薬物規制に一石を投じるツイートが話題になっています。
今回道端ジェシカさんが逮捕された MDMA(通称エクスタシー)は相対的に安全性の高いドラッグと考えられています。
— 正高佑志 a.k.a. MASATAKA 医療大麻のお医者さん (@yuji_masataka) March 20, 2023
2010年に行われた研究では有害性スコアはお酒が72点に対し、わずか9点でした。
逮捕してまで使用を止める必要はなく、逆に過剰な取り締まりがMDMAを危険なドラッグにしています。
1/n pic.twitter.com/NoteiDdNu1
このツイート主は医療大麻のお医者さんとして活動されている内科医でGREEN ZONE JAPAN代表の正高佑志先生。
「MDMAが持つ有害性に対して過剰な取り締まりをすることで、MDMAを危険なドラッグにしている」というツイートに対し、賛否両論が巻き起こっています。
ナニを言おうが
— アナキン (@tk19630414) March 20, 2023
ダメなものは駄目!!
アメリカでは全米薬物・アルコール情報週間: National Drug and Alcohol Fact Weekが始まりました。人々の安全を守るために事実を広めて、誤った情報に対抗する1週間です
— MARUYAMA, Yasuhiro Ph.D. (@Prof_Maruchan) March 20, 2023
そのスタートの日に日本ではMDMAで道端ジェシカさんを逮捕するというようなことをしています
正高さんの連続投稿もチェック! https://t.co/PZOrJnCfkm
お酒貶したいだけでしょwww
— マヨ太郎 (@MAyoTa_LAW) March 20, 2023
ダメなものはダメなんじゃい!!✝悔い改めて✝
まあこのグラフがそのまま信頼できるかはともかく、酒こそ危ないし有害よね(飲酒中) https://t.co/RAR1Cx1NaS
— Ratata aka ラッタッタ (@ratata_ratata) March 20, 2023
「ダメなものはダメ!」
「アメリカでは人々の安全のため事実を広めて誤った情報に対抗している」
「お酒を貶したいだけでしょ、ダメなものはダメ」
「グラフが信頼できるかはともかく、酒こそ危ないし有害」
などなど、否定的な人や酒の方が危険という人など、様々な意見が出ています。
また、他にもこのようなツイートが話題に!
キノコを0.1gだけコーヒーに入れて、マイクロドージングをすると、カフェインにブーストがかかって作業がめちゃ捗ります。MDMAが話題になってたけど、本当に全て使い方次第だと思う。バンクーバーではMDMAもマッシュルームもコカインもLSDもDMTもデリバリーで2時間で届くし、2.5gまでなら非犯罪です。 pic.twitter.com/ayu9mZcL8E
— 焚麻(たくま)🦥|カナダで大麻ビジネス🇨🇦 (@takuma_NEOTRIP) March 20, 2023
道端ジェシカさんが所持して逮捕されたMDMA。
— ひろゆき (@hirox246) March 20, 2023
「合法なのはポルトガルくらいじゃない?」と言いましたが、カナダでも合法みたいです。 https://t.co/edfCiYGEn7
カナダ在住の焚麻(たくま)さんの「本当に全て使い方次第。バンクーバーではMDMAもマッシュルームもコカインもLSDもDMTも2.5gまでなら非犯罪」というツイートが、2ちゃんねる元管理人で実業家のひろゆきさんにリツイートされたことで話題に。
実際にカナダのブリティッシュコロンビア州では2023年1月31日から2026年1月31日まで、一部の薬物を非犯罪化する政策が実施されています。
対象となっている薬物はオピオイド(ヘロイン、モルヒネ、フェンタニルなど)、コカイン、メタンフェタミン(覚醒剤)、MDMA(エクスタシー)。
18歳以上の人は、これらの薬物の所持総量が2.5g以下であれば、逮捕・起訴など刑事罰を科されることなく、薬物が押収されることもありません。
THE ASA MAGAZINE:カナダ・BC州で1月31日から3年間薬物を非犯罪化するトライアルが開始
この話題に対しても、Twitter上では様々な反応が見られました。
本当にフラットな状態の、宇宙人とかにタバコと大麻の類を選ばされたら大麻を選ぶと思う。本人にも周りにも害を与えるタバコが合法なのはおかしい。
— ナパ (@jXLoX0yf3OUKfax) March 21, 2023
ま、おかしいと常識を素直に疑える主体性の高い人達が多い国なんだろうなカナダは
そして、カナダではウーバーイーツでの大麻配達もこれから可能になります。カナダにいると日本も合法にすれば良いのにと思ってしまいます。私だけでしょうかー
— Yuki (@marsarolian) March 20, 2023
どれもこれも量さえ守れば…という前提付き
— 美園(Misono)@Orental.SPA (@Misono21047845) March 20, 2023
メンタル不安定の時、どうしても勉強や仕事をやっつけなきゃいけない時
とても有利。と、カナダ在住の人が申しておりました
大麻なんてもっとライトに使われてる
日本国だって伊勢神宮のしめ縄や
— ぽ ぽ ぽ 。福岡両日参戦 (@po_boon) March 20, 2023
大相撲の横綱が土俵入りで締める綱で使われたりと…
大麻をガシガシ使ってるのにね。
少しくらい…いい気がする。僕はしないけどね
そうかもしれないけど、
— Junji Mochizuki (@MochizukiJunji) March 20, 2023
ダメなものはダメ
あかんがなwww
— 頑張れ❗️櫻井孝宏。 (@oaVSgLjlLj65z2M) March 20, 2023
ひろゆきさんの考え方自体は好きだけれど、合成麻薬や幻覚作用のあるものを良いもののように発言するのは止めてほしい…
— 明後日のジョー (@UZYZ4PoQuofAgli) March 20, 2023
依存に陥りやすく、新しい精神疾患の患者を量産している。
安全では無いです‼️
興味本位でやって人生を捨てないで‼️
カナダ住むわ
— 山上憶良🤔 (@yamanouen00kura) March 21, 2023
「おかしいと常識を素直に疑える主体性の高い人たちが多い国なんだろうなカナダは」
「カナダでは大麻も合法だしウーバーイーツでも頼める。日本も合法化すべき」
「ダメなものはダメ」
「安全ではない!興味本位でやって人生を捨てないで!」
「カナダ住むわ」
などなど、こちらも様々な意見が出ていますが、全体的には「ダメなものはダメ」という否定的な意見が強いように思えました。
話題になっているカナダのBC州在住の筆者としては、やはり薬物に対する周囲の反応や空気感が違うなと感じました。
日本では違法とされている大麻もカナダでは合法で、外を歩けば独特な大麻の匂いを嗅ぐことも珍しくなく、「あ、誰か近くでジョイント吸ってんな」と気付きますし、大麻を売るディスペンサリーショップも着々と増えています。
MDMAもそのうちBC州の日常に溶け込む日が来るかもしれません。
だからといって、「日本も薬物の規制を無くすべきだ!」とも、「違法だからダメ!」だとも思いません。
常に科学的で客観的視点を持ち、メリットとデメリットを天秤にかけた上で、どう扱うのが適切かを考えることが大事だと考えます。
皆さんはどう思いますか?